パシフィコ横浜で開催された「CP+2026」で、Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical レンズを用いてポートレートを撮影することができました。その作例を紹介します。
日頃からマウントアダプターやレンズを利用する焦点工房ブースに立ち寄ると、フォトグラファーやモデルとして活躍する「まこにゃん」を発見しました。すかさずEOS R5のピクチャースタイルをポートレートに変更し、NOKTONレンズの絞りをF1.0に変更してシャッターを切ります。
加工を介さないJPEG撮って出しの描写を通じて、開放で動く被写体を捉える緊張感とともに、このレンズが描き出す世界を記録しました。
「まこにゃん」ポートレート作例:開放F1.0と50mmの挑戦
混雑するブース内で、「まこにゃん」の瞳にF1.0の極薄なピントを重ねるのは至難の業でした。このNOKTONレンズでポートレートを撮る際、被写体との距離が開くほど、繊細な解像の糸を繋ぎ止めるのが難しくなります。
あと一歩、近づくことができれば。50mmという焦点距離とブースという空間の制約が、表現の可能性を広げることができず、もし75mmや85mmといった中望遠の焦点距離であれば、また違う景色が見えたかもしれません。次なる機会への期待と渇望を抱えつつ、JPEG撮って出しでありのままを切り取った描写を紹介します。




至福のもつ鍋:一日の情熱を締めくくる最高の一杯
パシフィコ横浜を後にし、一日の締めくくりとして選んだのは、温かなもつ鍋でした。

作例モデル「まこにゃん」
今回、NOKTONレンズの開放描写を共に作り上げてくれた「まこにゃん」の活動は、以下のリンクからご覧いただけます。
- YouTube: M’s CHANNEL☆まこにゃん
また、「まこにゃん」本人が会場をレポートした動画も公開されています。30分を超えるこの配信には、当日のブースの雰囲気や彼女の表情が余すことなく収められています。
撮影機材・撮影設定
- レンズ:Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical RFマウント(F1.0撮影)
- ボディ:CANON EOS R5(JPEG撮って出し)
- 測光:評価測光
- ホワイトバランス:オート
- ピクチャースタイル:ポートレート、ニュートラル
まとめ
今回の撮影は、NOKTONという道具が持つ可能性と、50mmという画角がポートレートにおいて提示する課題に向き合う時間となりました。
NOKTON 50mm F1 Aspherical は、瞳の細部まで鮮明に写し出す現代的な解像性能を追い求めたレンズではありません。そのため、キヤノン純正のRFレンズと性能を比較すること自体が本来の趣旨とは異なり、進むべき方向や戦う土俵が明確に違います。
このレンズにしか描けない世界があり、本作例がNOKTONでのポートレート撮影を検討されている方にとって、ひとつの視点となれば幸いです。
撮影地情報
製品紹介(コシナ公式動画)
今回使用したレンズの技術的な背景や、メーカーによる詳細な解説をご覧いただけます。 描写の特性をより深く知りたい方は、こちらの公式動画も併せて参考にしてください。